LEDサイネージの仕組みとピクセルピッチについて

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LEDサイネージの仕組みとピクセルピッチについて

どうも、LEDサイネージ営業担当の大嵩です!今回はLEDビジョンの発光に関する仕組みについて説明いたします。「LED」は長寿命、消費電力が低く省エネ、などの特徴があり、照明で利用されることが多く、馴染みのあるものではないでしょうか。この記事では構造的な部分をご紹介いたします。

そもそも「LED」はLight Emitting Diodeの頭文字でございまして、和訳しますと「光る半導体」という意味の略称で、日本語では発光ダイオードと呼ばれたりもします。半導体の補足をしますと、まったく電気を通さない素材(ゴム)と電気を通しやすい素材(金)の間の、一定の電気的性質を持った物質のことをいいます。
例えばスマホ・パソコン・家電など様々な物に使用されており、半導体がないと今の生活は成り立たないと思えるほど今日では重要な素材のことでございます。

LEDが発明された1950年代には、今の様に白色を発光することができておらず、赤、橙、黄緑などの色が、インジケータなど表示用に使用されていました。そこから青色と黄色の蛍光体と組み合わせ白色に光るLEDが完成し、照明用として着目され急速に広まっていきました。
1989年には日本人の研究者によって青色LEDが発明された経緯もございます。2014年に3人の日本人がノーベル賞を受賞され、「青色LEDの発明と実用化」という研究成果をあげました。

そしてそのLEDを使用しているLEDサイネージ自体は、光の三原色である赤・緑・青の3色のLEDで1つの画素を構成しています。
この三色のLEDが入っているピクセルが別々の色、明暗を表現することで、フルカラーでの映像表示を可能にしております。このピクセルの集まりでLEDサイネージは構成されております。

また、LEDとLEDの間の距離のことを「ピクセルピッチ」と呼んでまして、このピクセルピッチが小さいほど、面積あたりの解像度が高くなり視認できる距離も変わってきます。

適切な視認距離を、以下の計算式で把握することができます。

適正視認距離(m)=画素ピッチ(mm)× 1.16

例えば、2.5mmのピクセルピッチであれば約3m、20mmピッチであれば、約23mが適正な視認距離となるわけです。つまり、LEDビジョンをどの程度の距離から見て欲しいかによってピクセルピッチとサイズを検討する必要がございます。

金額はこのピクセルピッチが小さいほど高くなっております。
同一面積であれば、ピクセルピッチが小さいほど映像はきれいですが、きちんと設置場所から視認してもらいたいターゲットとの距離から適正距離を把握して、最適なピクセルピッチをご提案させていただけたらと思います。

TEL:090-54729452(担当:大嵩)

では次回はGOB処理とリフレッシュレートについてご紹介いたします。