IP規格について

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IP規格について

どうも、LEDサイネージ営業担当の大嵩です!
LEDサイネージの性能にIP(International Protection)規格という等級を示すものがございます。これはIEC(国際電気標準化会議)によって定められた規格で、JIS(日本工業規格)でも採用されている電気製品の防水・防塵性能を表す規格のことでございます。
LEDサイネージ以外にも身近なものではスマートフォンや家電製品にも、基本的にこのIP規格が表記されております。
屋外でLEDサイネージを設置する場合は、雨に濡れてしまう場合が予想されますので、このIP規格の性能が高くなければなりませんので重要な指標の一つと言えます。
今回はどれだけの性能があるのかを等級ごとにご説明していきたいと思います。

初めに、IP規格の表記されている数字の意味をご説明いたします。IP規格は「IP」に「数字2桁」で表記されますが、数字部分の左側の数字が粉塵、物体等の異物の侵入に対する保護の度合いを0から6の7段階で示し、右側の数字は水の浸入に対する保護の度合いを0から8の9段階で表示している。
それではそれぞれの等級の違いをご覧ください。

例えば、「IP68」という表記ですと「粉塵の侵入が完全に防護され、水面下での使用が可能」という性能を持った製品、ということになります。

細かなお話ですが、等級で言うと「IP68」が最も優れた保護性能になりますが、どんな環境にも耐えられるというわけではございません。等級以下の場合でも故障する可能性がございます。

例えば、IPX8の性能を備えていても、IPX6に相当する「強い直接噴流」には耐えられない場合がございまして、水中では使えてもホースで勢いがある水流で水洗いすることは想定されていないのです。
製品にもよりますが、水中でも使用でき噴流水にも耐えられる場合は「IPX5/IPX8」と2つの防水等級が表記されております。

いかがだったでしょうか。IP規格についてのご説明でしたがご理解いただけましたでしょうか。IP規格の性能は屋外に設置するのか、屋内で設置するのかで判断するのがいいかと思います。もし分からないことがございましたらお気軽にお問い合わせいただけたらと思います。

TEL:090-54729452(担当:大嵩)

では次回はGOB加工タイプについてご紹介いたします。